あけうさぎログ

尊敬する人は小鳥遊おとはです

デジモンとソーシャルゲームの話 ①デジコレ回

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 一億二千万人のデジタルモンスターのみなさんこんにちは、めいとです。

ブログ書くと一流の文化人に近づけると聞いたので頑張って面白記事を書きます。

 

 

 早速本題ですが、デジモンをご存知でしょうか。

アグモンとかオメガモンとかのアレですね。

当時小中学生だった方はエンジェウーモンだとか、

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サクヤモンなんかにお世話になったんじゃないでしょうか

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 デジモンも中々息が長いコンテンツになってきて、色々な作品がやっているようにソーシャルゲームもいくつか登場しています。

例に挙げると

デジモン生活

デジモンコレクターズ

デジモンクルセイダー

デジモンフォーチュン

デジモンリンクス

等がありますね。

私もデジコレやデジモンリンクスなんかはスマホに張り付いて課金もちょこちょことしたものです。

 

 あれ、このゲーム達って悪い評判の方がよく聞いたような……

 デジモンリンクス? 究極体が倒せなくて辞めちゃったな……

 そもそもデジモンフォーチュンって何?

 

 読者の方々の中にはこんな感想を持たれた方も多いと思います。

そこで今回の記事ではデジモンってソシャゲと相性がいいの?」というポイントに絞って考察をしていきたいと思います。

あくまで一個人の考えですのでこんな意見もあるんだなあ程度に聞いていただけると幸いです。

 

 

Q.そもそもデジモンって何? ポケモンと違うの?

 A.ポケモン様と比べるなんて恐ろしいことやめてください。

 

  確かにデジモンポケモンとよく比較されます。比較されるというか、デジモンってポケモンのパクりじゃないの?」とか言われます。

そんなポケモンデジモンの違いとして一番大きいのは

ポケモンは基本的に一本道の進化で、デジモンは進化先が多種多様」である所だと思います。

冒頭で名前を出したアグモンの進化先でも

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 グレイモン

 

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ジオグレイモン

 

のアニメにも登場した二種類の他にも

 

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ティラノモン

 

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メラモン

と言った様々な進化先があります。

ここで上げた4種の他にも、カードや家庭用ゲーム等で使われた進化先があります。

 

 このように多様な進化先があるということは、まだ発見されていない進化ルートがあるのではないか、そんなユーザーの意見から色々な進化ルートが考案されたりします。

 

なので以下の考察では、

デジモンの進化先が多種多様であるか」

は欠くことの出来ないポイントだと思います。

 

 

 それに、デジモンは図鑑を埋めるような収集がメインではなく、自分が好きなデジモンを強く育てて対戦で勝つのがテーマでもあります。ポケモンと同じですね

いわゆる「戦うたまごっち」というやつですね。

 

 なので

「自分の好きなデジモンを強くできるか」

というのもデジモンのゲームである以上見逃せません。

 

 それに加えソーシャルゲームである特性として

「課金要素は十分か」

「プレイヤー間での交流」

「ゲームとして面白いか」

の3点も重要です。

 

 以上のポイントを重点に、私が実際にプレイしていたデジモンコレクターズ(デジコレ)とリンクスを題材に、デジモンってソシャゲと相性がいいの?というテーマを考察していきたいと思います。

 

デジコレ

 2011年11月にGREEでサービスを開始したソーシャルゲームで2014年7月31日にサービスを終了しました。

 「チームのウィルス種の攻撃力を上げる」や「相手チームの攻撃を下げる」など様々な技を持つデジモンを育て9枚1組のデッキを作り、他のプレイヤーと競ったり、イベントでのレイドボスを倒すゲームでした。

 

このゲームで特徴的だったのは、クエストで拾えるデジモンや幼年期を合成を繰り返し究極体(通常クエストで作れるのは完全体まで)を作るというシステムでした。

まだまだソーシャルゲーム黎明期ということもあり、このシステムは中々新鮮だったかと思います。

 

ちなみにデジモンの看板デジモンであるオメガモンの進化ルートはこんな感じ。(ペイントで10分くらいで作りました)

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 ※青丸で囲っているのはイベントで特定のフロアまで到達した際の報酬。

※赤丸のメタルガルルモンはウォーグレイモンを作るまでと同じような過程を省略。道中に青丸素材あり。

 

 なんでウォーグレイモンとガルルキャノンを合成したらグレイソードができるの? とかなんで背景が黄色いの?だとかいう疑問は置いときましょう。

とりあえずこれでオメガモンが作れます。

ちなみに合成する際にそれぞれのレベルをマックスにしていないと進化後のステータスが下がるため、全てレベルマックスにする必要があります、めんどくさいですね。

 

 「ウォーグレイモンとメタルガルルモンで進化行けるやん!」とウォーグレイモンにメタルガルルモンを合成すると、ウォーグレイモンがちょっと強くなります。心なしか表情が寂しい気がしますね。

 

と、こんな感じでできるオメガモンは登場当時は技も「味方のワクチン種の攻撃(大up)」と強く、道中の苦労もありそこそこ高いステータスでした。

それでは同時期にコンプガチャ報酬として登場したシャイングレイモンEXの性能と見比べてみましょう

 

オメガモン

 功9000 守9000 ワクチン種攻撃Up(大)

シャイングレイモンEX

 攻11100 守10650 味方全体の攻撃力Up(大)

 

「ワクチン種のエース? ああ、元でしたね(笑)」

 

 そんな無課金で時間をかけたカードよりも、課金してガチャから出てくるキャラが強いのはソーシャルゲームの定め。

これだけ苦労するオメガモンはもちろん、通常の究極体止まりであるロゼモンやヘラクルカブテリモンなどもガチャから出てくる高レアリティのカードに比べると見劣りする性能です。

 

あれ……これってもしかして……?

 

 

「自分の好きなデジモンを強くできるか」×

 

 パズドラで言うところの潜在覚醒や、ポケモンで言う努力値のようなものはもちろん存在しないので、強いデジモンが強い事実は変わりません。

更に言うと技もカードごとに決まっているので構成で差別化、というのももちろんできません。

 

 聡明な読者の方々ならお気づきだと思いますが、

デジモンの進化先が多種多様であるか」×

ですね。

 決められたルートを辿って進化合成していくだけなので基本的に進化ルートは1つしかありません。ポケモンと同じですね

 

 

 早速デジモンであることのメリットに×がつきましたが、続いてソーシャルゲームとして重要な3点はどうでしょうか?

 

「課金要素は十分か」

  前述した通り、ガチャを回して強力なデジモンを手に入れるのがメインとなります。

 

 それに加えダンジョンを回るために必要なスタミナを回復するおにぎりや、他のプレイヤーやレイドボスとバトルするために使うポイントを回復するドリンク、その両方を回復する肉を買ったりすることもできます。

カードを成長させるROMも購入できますが、値段に対しての成長度合いがお話にならないので忘れてください。

 

 ガチャから出てくるカードは性能はもちろん、イラストも書き下ろしのものが多くそのイラストによっては性能以上のレートがついたりすることもありました。

そのため課金要素はソーシャルゲームとして適切なものだと思います。

 

「課金要素は十分か」○

ですね。

 

「プレイヤー間での交流」

  前述したプレイヤー間での対戦はもちろん、イベントでのレイドボス戦は複数プレイヤーでの撃退でした。

デジコレ後期にはプレイヤー間でチームを組んで攻略するイベント等も見られましたね。

GREEで配信していたということもあり、コミュニティ等の活動も活発でした。

これまた、プレイヤー間の交流もソーシャルゲームとして適切だったように思います。

 

そのため

「プレイヤー間での交流」○

ですね。

 

 

「ゲームとしての面白さ」

 デジコレのゲームとしての面白さは「デッキ構築」にあると思います。

 

 例として、進化合成の話のときに比較したオメガモンとシャイングレイモンEXですが、ステータスだと上下がはっきりしていましたが技ではそうでもありません。

 ワクチン種攻撃Up(大)と味方全体の攻撃力Up(大)では発動率が違うのです。

それに技の発動枠は多くても5個までということもあり、ステータスが高いが技が弱いカードを入れるとそれだけ無駄に技枠を使ってしまうこともある。

しかし技が強いがステータスが低いキャラを入れると攻撃力Upの上昇値が下がってしまうので、そのデッキ構築はなかなか楽しかったと思います。

 

まあ、ステータスも高くて技も強い高レアリティのカード使うんですけどね

 

 ただ、イベントがポチポチするだけ。

課金アイテムでポイントブーストして走った者勝ち。

ガチャから出てくるカードに特効倍率が付いているため、それを持っていないとまともにレイドボスを倒せない。

という要素があったのも見逃せません。

 

 とはいえこれもソーシャルゲームの面白さであったのは間違いないので×をつけるのはどうなんだろうか……

デッキ構築は楽しかったし……

ど、どうしたらいいんだ!!!!

 

「 ゲームとしての面白さ」△

 

逃げます。

 

結局デジコレってどうだったの? 

 ゲームとしては楽しかったけど、デジモンとしてはどうだったんだろう……?というのが正直な感想でした。

上記でも書きましたが、育成と対戦の要素ではデジモンらしさというのがあまり見られず、「これデジモンじゃなくてもいいよね」という部分が多く、デジモンソーシャルゲームの相性が良いという点では頷けないかと思います。

 

 とは言え、書き下ろしのイラストはどれも素晴らしいもので色々な魅力を引き出してくれていました。

イベントでは活き活きとしたキャラクターを描いており、バレンタインや節分、クリスマスといった行事とデジモンをうまい具合に掛け合わせていたと思います。

 

なので未プレイの方で過去に行けるという方はぜひプレイしていただきたいです。

 

 

次の記事ではリンクスから見るソーシャルゲームとの相性を考察していきます。