あけうさぎログ

尊敬する人は小鳥遊おとはです

デジモンとソーシャルゲームの話 ②リンクス回

 デジアドtri.3章は皆さん見られましたか? どうもめいとです。

ちなみに僕はまだ見てないです。

 

 昨日のデジコレ編は不安だったものの色々な人に見てもらえたようで、懐かしい等のツイートもちらほらと見られ読者の方々の中でもデジモンのゲームの中でも思い入れがあるゲームだったんだなあと思いました。

 

 突然ですが質問です。

↓の画像はなにを表しているでしょうか。

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そうですね、

コロシアムでアルフォースブイドラモンが敵チームを蹂躙している図ですね。

 

 というわけで本日はデジモンリンクス編です。

 

デジモンリンクス

 リンクスは現在もサービス継続中のゲームですのでどんなゲームかは公式サイトを見てみてください。

デジモンリンクス | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト

 

 …………あんまり説明してないですね公式サイト。

どんなゲームか気になった方は是非ダウンロードしてやってみてください。

 

 とりあえず”デジタルワールドを襲う異変”にこのファームを拠点に挑んでいくなどと言う妄言は忘れてください、冒頭にムービーが入るだけです。

降臨ダンジョンという究極体に挑むダンジョンがありますが、特にデジタルワールドの異変によって襲い掛かってくるとか言うこともなく、ナビゲーターのヒナちゃんはデジモンの説明をするだけで、特に危機感は感じられません。

やめようかこの話。

 

 では昨日もあげた5つのポイントを重点に考察をしていきましょう。

 

デジモンの進化が多種多様であるか

 本作には250種類ほどのデジモンが登場します。

例として3体のデジモンの進化ルートを上げてみましょう。

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※一番上はアクィラモン。

 

 まずはデジアドtri.にも出ているピヨモン

成長期のデジモンだけあって同じ系統の鳥系が2種類、炎繋がりで1種類、そして変化球で1種類と進化先にバリエーションがあります。

中々理想的ではないでしょうか。

 

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※一番上はアトラーカブテリモン、下の????はラピッドモン。

 

 続いてはワスプモン。筆者デジモンで一番好きなデジモンということでの登場です。

成熟期にもなると進化の方向性もある程度定まってきたようで、進化先も虫系2種類と機械系2種類と、進化元が持っている特性をそれぞれ2パターンで分岐していますね。

これも理想的な進化先であると思います。

 

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※上から順番にリリスモン、ロゼモン、ロトスモン。

 

 最後にライラモン。ボディーラインがとてもえっち。

進化先は植物系が2種類と、女性系1種類。これもまたライラモンの特性である2つで尚且つ正統進化先には別パターンの進化も用意されていますね。

文句なしではないでしょうか。

 

 

 と以上の3種類のデジモンを例にあげましたがどれも良い進化ルートと呼んでいいと思います。

もちろん中にはこれどうなの?という進化ルートのデジモンもいるのですが、ほとんどは納得できる進化先であると私は思いました。

 

 ですがデジモンの進化で重要視されるのは各世代の進化先ともう一つ、究極体の属性もあります。

先に挙げた植物系や虫系などはあくまで性質的なもので、このゲームでは7つの属性に分けられ、攻撃技や相性設定などもこの属性で決められます。

 

このゲームの究極体の内訳※は

・幻生8 ・陽炎7 ・水棲6 ・電磁11 ・大地9 ・光芒14 ・深淵11

という分類になっています。

※このゲームの登場デジモンPSVitaソフト「デジモンストーリー サイバースルゥース」とほぼ同じという前提での話で、後に追加される可能性もありますので9月28日時点でのカウントとさせていただきます。

 

 光芒と深淵はそれぞれ三大天使、ロイヤルナイツ、七大魔王というデジモン内での組織が入っている都合やや多め。

というかこの2つは他のと違って属性というか系統よりの分類なので多いのは仕方ないような気もします。

 

 電磁は大地っぽいダイガーヴェスパモンが入っていたり、幻生っぽいレイヴモンだとかが「機械部分あるしとりあえずここでええわ」という具合に突っ込まれているので多くなっていますね。

 

 とはいえ他の属性も極端に数の差があるわけでもなく、多様な進化幅があると言ってもいいのではないでしょうか?

 

なので、

デジモンの進化が多種多様であるのか」○

とします。

 

 

自分の好きなデジモンを強くできるか

 

 これは後述する4つのシステムにより

「自分の好きなデジモンを強くできるか」○

だと思います。

それらを簡単に説明すると

1、覚醒

 究極体のデジモン同士を掛け合わせることで、覚醒値を+1した幼年期へと転生させるシステム。

最大で覚醒+4まで成長させることができ、覚醒0と覚醒4の同じデジモンのステータスは倍近く違う。

2、メダル

 デジモンを入手時に各ステータスに稀にステータスが高いことを表す銀メダル、もしくは金メダルが付いている。

メダルは転生時に幼年期に引き継がれることもあるので、転生を繰り返し多くのメダルをつけることで強いデジモンに成長するゾ!

3、継承技

 全てのデジモンが持っている固有技とは別に継承技というのを一つ持つことができ、これは入手時に持っていたを使うことはもちろん、他のデジモンが持っている継承技を引き継ぐこともできる

4、リーダースキル

 チームのリーダーに設定したデジモンが持っていると効果を発揮するスキルで大まかに「同属性の攻撃力(防御力、スピード、命中率)をアップ」と「パーティー全体の攻撃力(防御力、スピード、命中率)をアップ」の2つに分けられます。

リーダースキルは転生してもそのまま同じものが引き継がれ、継承技のように他のデジモンに渡すことはできないので強いリーダースキルを持つデジモンを手に入れたら進化先に気を付けましょう。

 

となります。

つまりワスプモンを覚醒+4、継承技ヴォルケナパームV(リンクス界のオーバーヒート)、オール金メダル、LS絆攻撃アップ(パズドラのシヴァドラみたいなやつ)のような化け物に作り上げることができます。

 

以上から文句なしの○だと思います。 

 

課金要素は充分か

 

 デジコレとは打って変わってのデジモン評価がどちらも○でしたが、ソーシャルゲームとしてはどうでしょうか?

このゲームの課金要素はデジストーンというものを買うことに集約されています。

6個で120円、9800円分のセットで490個で約4個ほどお得ですね。

 

 …………4個?

何かの計算間違いなんじゃないかと疑うが悲しいことに事実である。

ちなみに1個安いセットになると240個で4800円で0個のお得、もう1個下がると150個で3000円のセットでまた同じように0個のお得である。マジかお前

なんなら9800円のセットも割り切れないだけで4個の得も誤差のようなものですね。

※追記。計算したら9800円分のセットもまったくお得でないことが分かりました。算数の勉強頑張ります

 

 いきなり雲行きが怪しくなってきたが話を続ける。

 このデジストーンの使い道としてまず1つに、クエストで味方が戦闘不能になったとき1匹なら1個、チームが全滅してしまうと5個を使い復活することができる。

単体で復活なら1個で済むため、「デジストーンを使わずに1匹倒されてもそのまま押し切る」か「全滅して5個使うハメにならないように1個消費しておく」かで頭を悩ませる場面も多いかと思います。

これは上手い調整だなあとやりながら感心したポイントだった。やっぱり最低の購入単位は5個でよかったのではないだろうか。

 

 

 続いてはスタミナの回復。

これもソーシャルゲームをやっている人からすればおなじみの用途でしょう。

デジストーンを5個使うことでスタミナをMAXの数値と同じだけ回復しオーバーフロー(スタミナが残っている際に使うと、元々のスタミナ上限値を超えて回復)する。

 デジモンリンクスはプレイヤーのレベルアップという概念がないため、スタミナの上限値は100で固定というユーザーに優しくないためダンジョンを周回する際にはガツガツ石を砕いていくことになります。

だが、最近は後述するマルチプレイが登場し、これはホスト以外はスタミナ消費0で挑めるため1/3のスタミナ消費で回れるようになったのでだいぶ優しくなりましたね。

 

 

 最後にいわゆるレアガチャであるレアキャプチャは1回20デジストーンで、10連だと200デジストーンが必要になる。

最安の購入単価が6個だがガチャが1回で20個という割り切れない数なのはこの際見逃してもらおう。

前の項でも述べたメダルや継承技、リーダースキル持ちのデジモンを手に入れるにはキャプチャを回すことになる。

というよりもデジモンを手に入れる手段はイベントで配布されるメイクーモン以外を除くとキャプチャしかないため嫌でも回すことになる。

 

 とは言ったが銀メダルであればデジストーンを使わない個別のガチャポイントを使った幼年期だけが出るリンクキャプチャで手に入るし、むしろ金メダルはガチャ回してもほとんど出ない

リーダースキルはどちらでも出るものに差はなし。

継承技はほとんど弱いものしか出ないためレアキャプチャに頼ることになるだろう。

レアキャプチャは救われた。

 

 デジストーンを使う場面は大まかに上記の3つである。

レアキャプチャに使うことがほとんどないこともあり、デジストーンはそこまで多くを同時に使うことはほぼ無い。

そのため「全ての降臨で数十個単位で欠片(究極体の進化に7~21個必要)集めるぞ~~」だとか、「手持ちが弱いけどどうしてもこいつが欲しいから何回でもコンテニューしてやる……!!」のような過剰と言えるくらいのやりこみをしないのであればログインボーナスや各種キャンペーン、それにクエストやミッションの成功報酬でもらえるデジストーンだけで十分に賄えると思います。

 

 極端な言い方をすると課金するほどの見返りがないと私は感じました。

 

そのため

「課金要素は十分か」×

だと思います。

 

 

プレイヤー間の交流

 

 リンクスにはゲーム内でコミュニティを作り、その中でのグループチャットのようなものがある。

友達同士で喋るもよし、知らない人たちのグループに入って交流を深めるも良いだろう。

それくらいならTwitterの方がよっぽど利便性はいいんだけども。

 

 前項でも話したがクエストをマルチプレイする機能もある。

各プレイヤーが1匹ずつデジモンを選びクエストに挑むというものだ。

初心者は最初の1匹の究極体を手に入れるまでがなかなか苦労するためこの機能を使い友達等と攻略することでそのハードルを低くすることが可能だろう。

スタミナ消費もホストだけがするため、これは良い機能だ。

回線落ちの頻度が多いことを除けばだが。

 

 それにプレイヤー間で対戦をするコロシアムが存在する。

育て上げたデジモンで対戦するモードだけあって、中々楽しい。

問題点があるとすればやはり上位層の使用デジモンがある程度固まっていて、強いデジモンのシェアが多いことだろうか。

 報酬でもらえるアイテムを交換することで究極体の欠片等も手に入るため、リンクスではここで勝つことを目標とするプレイヤーも多いのではないだろうか。

 

 ちなみに上の3つはサービス開始時点では全て存在しなかった。

最初に実装されたチャット機能でさえもサービス開始から4か月が経過してからであり、それまでは他のプレイヤーとゲーム内で交流する手段はフレンド機能のみで、しかもこれもミッションの「フレンド人数」の達成条件でしかなかった。

その期間はソーシャルゲームとは名ばかりのスマホでできる家庭用ゲームのようなものだったとも言えるだろう。

 

 話を戻して、マルチ機能とコロシアムで他人のプレイヤーの存在を認識できるようになってからこのゲームはプレイヤー間の交流はそこそこあると言って差支えがないと私は考える。

 

そのため、

「プレイヤー間の交流」○

とする。

 

ゲームとして面白いか

 

 「いやいや、仲間と一緒にクエストを攻略できて、そこで成長させたデジモンで対戦させたモードまであるんですよ?

面白くない訳がないじゃないですか、こんなの考察するまでもないですよ」

私もそう思いたい。

 

 それではゲームでメインとなる対戦画面を見てもらおう

 

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  お分かりいただけただろうか?

そう、対戦画面でプレイヤーができることは通常攻撃、もしくはゲージを消費して固有技か継承技で誰を狙うかを選ぶだけなのである。

回復等のアイテムを使うボタンなんて存在しないし、攻撃をせずにゲージを貯めたり防御の構えをとるなんて戦略的な要素もないうえに、3VS3なので交代すら存在せず順番が来たデジモンから順番に攻撃をするだけだ。楽しいわけがあるかそんなゲーム。

 

 例えるなら筋トレをして、毎日の食生活を整えて理想の体を作り、様々な格闘技の練習をして、対戦相手の得意な型などを研究して挑む勝負がジャンケンのようなものだ。

征竜時代の遊戯王か。

 

 というわけで筆者の感想として

「ゲームとして面白いか」×

とさせてもらう

 

 

結局リンクスってどうなの?

 

 デジモンとしての要素をうまく取り入れているが、ゲームとしての部分があともう一つ、というのが素直な感想だ。

やはりバトルのつまらなさがゲームとしてかなり足を引っ張っている。というかそこが全てだと思う。

最初はなかったモードを次々と追加してくれている運営なので、逆に言えばこれから大型アップデートでバトルシステムの見直し等があれば大化けする可能性も大いにあると私は期待している部分もある。

あと回線切断でゲームが成立しないのはなによりものストレスになりえるからそこだけは本当にどうにかした方がいいと思う。

 

 他のゲームの進化ルート等を流用しているとはいえ進化先の数もそこそこ多く、それもいくらでも追加のしようがある(サイバースルゥースでも後に数体のデジモンが追加された)ので、可能性があるゲームだと感じた。

 

 デジコレは今となっては過去に行かなくてはプレイできないゲームだが、リンクスは今でも配信中のゲームだ。

登場する全てのデジモンが立体モデルを用意されていてそれが基本無料で見れるという一笑に付すことができないセールスポイントもあるため、自分の好きなデジモンを育てたいと言うゆるゆると楽しみたいような人にはオススメしたいゲームであるのも確かである。

少しでも気になった方がいれば是非プレイしていただきたい。

 

 

 次が「デジモンソーシャルゲームの話」として最後になる、総括の話をしたいと思います。

 

デジモンとソーシャルゲームの話 ①デジコレ回

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 一億二千万人のデジタルモンスターのみなさんこんにちは、めいとです。

ブログ書くと一流の文化人に近づけると聞いたので頑張って面白記事を書きます。

 

 

 早速本題ですが、デジモンをご存知でしょうか。

アグモンとかオメガモンとかのアレですね。

当時小中学生だった方はエンジェウーモンだとか、

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サクヤモンなんかにお世話になったんじゃないでしょうか

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 デジモンも中々息が長いコンテンツになってきて、色々な作品がやっているようにソーシャルゲームもいくつか登場しています。

例に挙げると

デジモン生活

デジモンコレクターズ

デジモンクルセイダー

デジモンフォーチュン

デジモンリンクス

等がありますね。

私もデジコレやデジモンリンクスなんかはスマホに張り付いて課金もちょこちょことしたものです。

 

 あれ、このゲーム達って悪い評判の方がよく聞いたような……

 デジモンリンクス? 究極体が倒せなくて辞めちゃったな……

 そもそもデジモンフォーチュンって何?

 

 読者の方々の中にはこんな感想を持たれた方も多いと思います。

そこで今回の記事ではデジモンってソシャゲと相性がいいの?」というポイントに絞って考察をしていきたいと思います。

あくまで一個人の考えですのでこんな意見もあるんだなあ程度に聞いていただけると幸いです。

 

 

Q.そもそもデジモンって何? ポケモンと違うの?

 A.ポケモン様と比べるなんて恐ろしいことやめてください。

 

  確かにデジモンポケモンとよく比較されます。比較されるというか、デジモンってポケモンのパクりじゃないの?」とか言われます。

そんなポケモンデジモンの違いとして一番大きいのは

ポケモンは基本的に一本道の進化で、デジモンは進化先が多種多様」である所だと思います。

冒頭で名前を出したアグモンの進化先でも

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 グレイモン

 

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ジオグレイモン

 

のアニメにも登場した二種類の他にも

 

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ティラノモン

 

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メラモン

と言った様々な進化先があります。

ここで上げた4種の他にも、カードや家庭用ゲーム等で使われた進化先があります。

 

 このように多様な進化先があるということは、まだ発見されていない進化ルートがあるのではないか、そんなユーザーの意見から色々な進化ルートが考案されたりします。

 

なので以下の考察では、

デジモンの進化先が多種多様であるか」

は欠くことの出来ないポイントだと思います。

 

 

 それに、デジモンは図鑑を埋めるような収集がメインではなく、自分が好きなデジモンを強く育てて対戦で勝つのがテーマでもあります。ポケモンと同じですね

いわゆる「戦うたまごっち」というやつですね。

 

 なので

「自分の好きなデジモンを強くできるか」

というのもデジモンのゲームである以上見逃せません。

 

 それに加えソーシャルゲームである特性として

「課金要素は十分か」

「プレイヤー間での交流」

「ゲームとして面白いか」

の3点も重要です。

 

 以上のポイントを重点に、私が実際にプレイしていたデジモンコレクターズ(デジコレ)とリンクスを題材に、デジモンってソシャゲと相性がいいの?というテーマを考察していきたいと思います。

 

デジコレ

 2011年11月にGREEでサービスを開始したソーシャルゲームで2014年7月31日にサービスを終了しました。

 「チームのウィルス種の攻撃力を上げる」や「相手チームの攻撃を下げる」など様々な技を持つデジモンを育て9枚1組のデッキを作り、他のプレイヤーと競ったり、イベントでのレイドボスを倒すゲームでした。

 

このゲームで特徴的だったのは、クエストで拾えるデジモンや幼年期を合成を繰り返し究極体(通常クエストで作れるのは完全体まで)を作るというシステムでした。

まだまだソーシャルゲーム黎明期ということもあり、このシステムは中々新鮮だったかと思います。

 

ちなみにデジモンの看板デジモンであるオメガモンの進化ルートはこんな感じ。(ペイントで10分くらいで作りました)

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 ※青丸で囲っているのはイベントで特定のフロアまで到達した際の報酬。

※赤丸のメタルガルルモンはウォーグレイモンを作るまでと同じような過程を省略。道中に青丸素材あり。

 

 なんでウォーグレイモンとガルルキャノンを合成したらグレイソードができるの? とかなんで背景が黄色いの?だとかいう疑問は置いときましょう。

とりあえずこれでオメガモンが作れます。

ちなみに合成する際にそれぞれのレベルをマックスにしていないと進化後のステータスが下がるため、全てレベルマックスにする必要があります、めんどくさいですね。

 

 「ウォーグレイモンとメタルガルルモンで進化行けるやん!」とウォーグレイモンにメタルガルルモンを合成すると、ウォーグレイモンがちょっと強くなります。心なしか表情が寂しい気がしますね。

 

と、こんな感じでできるオメガモンは登場当時は技も「味方のワクチン種の攻撃(大up)」と強く、道中の苦労もありそこそこ高いステータスでした。

それでは同時期にコンプガチャ報酬として登場したシャイングレイモンEXの性能と見比べてみましょう

 

オメガモン

 功9000 守9000 ワクチン種攻撃Up(大)

シャイングレイモンEX

 攻11100 守10650 味方全体の攻撃力Up(大)

 

「ワクチン種のエース? ああ、元でしたね(笑)」

 

 そんな無課金で時間をかけたカードよりも、課金してガチャから出てくるキャラが強いのはソーシャルゲームの定め。

これだけ苦労するオメガモンはもちろん、通常の究極体止まりであるロゼモンやヘラクルカブテリモンなどもガチャから出てくる高レアリティのカードに比べると見劣りする性能です。

 

あれ……これってもしかして……?

 

 

「自分の好きなデジモンを強くできるか」×

 

 パズドラで言うところの潜在覚醒や、ポケモンで言う努力値のようなものはもちろん存在しないので、強いデジモンが強い事実は変わりません。

更に言うと技もカードごとに決まっているので構成で差別化、というのももちろんできません。

 

 聡明な読者の方々ならお気づきだと思いますが、

デジモンの進化先が多種多様であるか」×

ですね。

 決められたルートを辿って進化合成していくだけなので基本的に進化ルートは1つしかありません。ポケモンと同じですね

 

 

 早速デジモンであることのメリットに×がつきましたが、続いてソーシャルゲームとして重要な3点はどうでしょうか?

 

「課金要素は十分か」

  前述した通り、ガチャを回して強力なデジモンを手に入れるのがメインとなります。

 

 それに加えダンジョンを回るために必要なスタミナを回復するおにぎりや、他のプレイヤーやレイドボスとバトルするために使うポイントを回復するドリンク、その両方を回復する肉を買ったりすることもできます。

カードを成長させるROMも購入できますが、値段に対しての成長度合いがお話にならないので忘れてください。

 

 ガチャから出てくるカードは性能はもちろん、イラストも書き下ろしのものが多くそのイラストによっては性能以上のレートがついたりすることもありました。

そのため課金要素はソーシャルゲームとして適切なものだと思います。

 

「課金要素は十分か」○

ですね。

 

「プレイヤー間での交流」

  前述したプレイヤー間での対戦はもちろん、イベントでのレイドボス戦は複数プレイヤーでの撃退でした。

デジコレ後期にはプレイヤー間でチームを組んで攻略するイベント等も見られましたね。

GREEで配信していたということもあり、コミュニティ等の活動も活発でした。

これまた、プレイヤー間の交流もソーシャルゲームとして適切だったように思います。

 

そのため

「プレイヤー間での交流」○

ですね。

 

 

「ゲームとしての面白さ」

 デジコレのゲームとしての面白さは「デッキ構築」にあると思います。

 

 例として、進化合成の話のときに比較したオメガモンとシャイングレイモンEXですが、ステータスだと上下がはっきりしていましたが技ではそうでもありません。

 ワクチン種攻撃Up(大)と味方全体の攻撃力Up(大)では発動率が違うのです。

それに技の発動枠は多くても5個までということもあり、ステータスが高いが技が弱いカードを入れるとそれだけ無駄に技枠を使ってしまうこともある。

しかし技が強いがステータスが低いキャラを入れると攻撃力Upの上昇値が下がってしまうので、そのデッキ構築はなかなか楽しかったと思います。

 

まあ、ステータスも高くて技も強い高レアリティのカード使うんですけどね

 

 ただ、イベントがポチポチするだけ。

課金アイテムでポイントブーストして走った者勝ち。

ガチャから出てくるカードに特効倍率が付いているため、それを持っていないとまともにレイドボスを倒せない。

という要素があったのも見逃せません。

 

 とはいえこれもソーシャルゲームの面白さであったのは間違いないので×をつけるのはどうなんだろうか……

デッキ構築は楽しかったし……

ど、どうしたらいいんだ!!!!

 

「 ゲームとしての面白さ」△

 

逃げます。

 

結局デジコレってどうだったの? 

 ゲームとしては楽しかったけど、デジモンとしてはどうだったんだろう……?というのが正直な感想でした。

上記でも書きましたが、育成と対戦の要素ではデジモンらしさというのがあまり見られず、「これデジモンじゃなくてもいいよね」という部分が多く、デジモンソーシャルゲームの相性が良いという点では頷けないかと思います。

 

 とは言え、書き下ろしのイラストはどれも素晴らしいもので色々な魅力を引き出してくれていました。

イベントでは活き活きとしたキャラクターを描いており、バレンタインや節分、クリスマスといった行事とデジモンをうまい具合に掛け合わせていたと思います。

 

なので未プレイの方で過去に行けるという方はぜひプレイしていただきたいです。

 

 

次の記事ではリンクスから見るソーシャルゲームとの相性を考察していきます。